看板メニューとは? 〜お店の“顔”になるメニューの役割〜
看板メニューとは、「このお店といえばコレ!」とお客様の記憶に残り、来店動機にもつながるような、お店の“顔”となる料理のことです。
これは偶然に生まれるものではなく、お店が意識して発信し、時間をかけて育てていく必要がある重要なメニューです。
当然ながら、私たちが考える理想の看板メニューは「美味しいこと」が大前提。
看板となる料理が期待外れであれば、お店全体のイメージダウンにもつながってしまいます。
そのうえで、「どんなメニューを看板にするか?」という選定こそが最大のポイントです。
本記事では、飲食店の売上や集客アップにも直結する「看板メニューの作り方」について、私たちなりの視点で解説していきます。
1. 誰もが安心する“王道メニュー”を選ぶ
「見慣れないメニューは避けがち」というお客様の心理は、飲食店にとって大きなヒントになります。
名前を聞いたことがない料理、味の想像がつかない料理は、たとえ気になっても注文されにくい傾向にあります。
たとえば「当店の看板メニューはジャンバラヤです」と言われても、多くの人にはイメージしにくいでしょう。
そのため、看板メニューには“誰もが一度は食べたことのある”ような王道の料理を選ぶのがおすすめです。
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ハンバーグ
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パスタ
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カレー
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サンドイッチ
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オムライス
といった、親しみやすいメニューは安心感があり、初めて来店されたお客様にも手に取ってもらいやすくなります。
つまり、「集客力のある看板メニュー」を目指すなら、分母(=対象顧客)が多い王道メニューが最適です。
2. 王道に“お店の個性”をプラス
ただし、王道メニューをそのまま出すだけでは他店との差別化ができません。
大事なのは、そこにお店ならではのオリジナリティを加えることです。
例として「パンケーキ」を考えてみましょう。
もともとは、シンプルなしっとり系のスイーツでしたが、ふわふわ食感+ホイップ+フルーツでアレンジすることで、SNSでも話題になるような一大トレンドとなりました。
こうした“味・見た目・食感”へのこだわりが、お客様の記憶に残る要素となり、リピートや口コミにもつながります。
つまり、
王道 × オリジナリティ = 看板メニューの成功パターン
これが私たちの基本的な考え方です。
3. ターゲットとコンセプトに合った選定を
看板メニューはお店の売上やブランドイメージを左右する重要な要素です。
ただし、ターゲット層とかけ離れたメニューや、店舗のコンセプトに合わないアイテムを選んでしまうと、逆効果になる可能性もあります。
たとえば、ナチュラル系のカフェで肉々しいバーガーが看板になると、雰囲気とのミスマッチが生まれるかもしれません。
だからこそ、
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ターゲット層の好み
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店舗の世界観
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SNS映えや話題性
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提供のしやすさ
といった視点もあわせて、看板メニューを戦略的に考えることが大切です。
おわりに|「うちの看板メニュー」ができると、お店が変わる
看板メニューがしっかりと育つと、自然とお客様の間で話題となり、お店のブランディングや集客効果にもつながっていきます。
しかし、何を選ぶべきか、どこにオリジナリティを出すべきかなど、一人で考えていると行き詰まることもあるでしょう。
私たちも日々、さまざまなお店を訪れ、トレンドやアイデアを研究しながらクライアント様に提案を行っています。
「看板メニューのアイデアに迷った」「試作はしたけど反応がいまひとつ」というお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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【執筆者】
CREATIVEDEVELOPMENT株式会社
代表取締役
伊藤栄一
飲食店メニュープロデューサー