【カフェ開業】仕入先の探し方はシンプルでいい｜初心者でもできる業務用ルートの構築方法

カフェや飲食店を新しく開業しようとする際、多くの方が最初に不安に思うことのひとつが「仕入れ先ってどうやって見つけるの？」ということ。

• 飲食業は未経験だから、仕入れ先のルートがない

• 専門的な業者を知らない

• 地方での開業なので対応してくれる業者があるか不安

このようなご相談をよくいただきます。

しかし、実際に多数の店舗立ち上げを支援してきた立場からお伝えすると、飲食店の仕入先探しはそれほど難しくありません。

本記事では、初めてでも確実に仕入ルートを確保できる“シンプルかつ実践的な方法”をお伝えします。

【仕入先の探し方は「業務用食材 卸」で検索するだけ】

実は、仕入先の構築には特別な人脈や経験は不要です。

方法はとてもシンプルで、開業予定エリアで以下のようなキーワードで検索するだけ。

• 「〇〇市 業務用食材 卸」

• 「〇〇エリア 飲食店 食材 配送」

• 「〇〇市 外食向け 卸」

このような検索ワードで表示された業者に、気になるところから順に問い合わせてみることがスタートです。

私たちCREATIVE DEVELOPMENTでも、出店エリアによっては既存ルートがない場合もありますが、この方法で毎回新しい仕入れルートを確立し、全国対応を実現しています。

【業務用卸業者の種類と選び方のポイント】

問い合わせを始めると、商談の打診があり、その後に商品カタログや価格表、配送スケジュールなどの情報が届きます。
ここで混乱しないよう、まず業者さんの種類と特徴を簡単に整理しておきましょう。

1. 総合業務用卸

幅広い商品数と安定供給が強み。特に冷凍・加工品に強い。

また配達頻度や小ロット対応に柔軟。
新店や個人経営のカフェでも比較的取り引きしやすい。

2. 専門商材系の仕入業者

珈琲・乳製品・魚・野菜など特定ジャンルに特化した業者。

こだわりのある料理や専門メニューを扱うお店におすすめ。

3. オンライン特化型

近年では、オンラインを通した購入も活性化しています。

総合食材から専門食材まで、1,2でカバーできない食材の仕入が可能。

ただし都度取引で、送料がかかることもあるため注意。

【問い合わせ時に聞くべきチェックリスト】

複数の業者から資料を集めた後は、以下の項目を比較・検討しましょう。

特に開業直後はオペレーションが安定しないこともあるため、色々と親身になって相談に乗ってもらえる業者さんを選ぶのがポイントです。

【仕入先は変化させていくことも見据えておく】

開業した後には、メニューの見直しや原価調整が定期的に発生してきます。

そのため、複数の仕入先とも繋がっておくことを推奨します。

希望食材の取扱いがない場合や、在庫切れや価格変動にも柔軟に対応できますし、見積もりを比較することで原価率の最適化にもつながります。

また、新たに追加するメニューや期間限定商品のために、新しい商材や業者を試すことも自然な流れです。

その意味でも、常にアンテナを張り、「提案してくれる業者」との関係性を持っておくことが、長期的な運営の安定につながります。

【まとめ：仕入先探しは怖くない。行動あるのみ！】

飲食店やカフェの開業において、「仕入れ先が決まらないから前に進めない」と不安になる方は多いですが、仕入先探しはとてもシンプルです。

✅ 開業エリアで「業務用食材 卸」で検索
✅ 気になる業者にまとめて問い合わせ
✅ 開業後も柔軟に見直していく

この流れさえ踏めば、全国どこでも安定した仕入れ体制を構築できます。

弊社CREATIVE DEVELOPMENTでは、メニュー開発に加え、開業地に応じた仕入れ先の選定サポートやアドバイスも行っています。
「仕入れの進め方に不安がある」「複数ルートで迷っている」といったご相談もお気軽にお寄せください。

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【執筆者】
CREATIVEDEVELOPMENT株式会社
代表取締役
伊藤栄一
飲食店メニュープロデューサー、カフェメニュー開発・開業支援

『メニューの開発実績500種類以上』『専門学校で講師の実績』カフェの現場で5年間シェフを歴任し、様々なメニュー開発を行う。開発メニューの中には、テレビや雑誌に取り上げられた事例も。