カフェ開業

コンセプトを具現化するメニュー作り

 

 

カフェを開業するにあたり「コンセプト」という言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか。

 

コンセプトはお店が進む羅針盤の役割として、すべての意思決定の根本になります。

 

例えばお店の内外装もそうですし、デザイン制作やメニューもそこに含まれます。

 

ただ、正直なところコンセプトがなくてもメニュー開発はできますし、それなりのメニューに仕上げることもできます。

 

ただその場合、お店トータルで見た際にチグハグな感じになってしまう事が往々にあり、結果まとまりが出なくなってしまう場合があるのです。

 

極端な話、ロースタリーのような雰囲気のお店なのに、カラフルなタピオカドリンクが提供されているような違和感あるお店は実際に存在していますが、そういったお店は残念ながらブランドイメージを低下させています。

 

そんな違和感を出さないためにもコンセプト作りは重要で、カフェを開業するにあたってはじめに行わなければならない大切な作業なのです。

 

ですので、それを弊社なりのメニューの観点で考えた場合、どうコンセプトと整合させていけばよいのかを見ていきたいと思います。

 

コンセプトに沿ったメニュー開発の流れとは

 

 

まずコンセプト自体がどのように作るられているのかを理解しなければなりません。

 

そのキモとなるのが「立地」「ターゲット」「価値提供」の3つです。

 

この3つを噛み砕いて言うと「どこで」「誰に向けて」「どんな価値」を提供するかという事になり、そのアンサーがコンセプトという事になります。

 

例えば、

「どこで」→ 「オフィス街」

「誰に向けて」→「近隣に勤める一人暮らしOL」

「どんな価値」→「毎日の生活にヘルシーな食を提案する」

だった場合、『毎日の食生活にサラダ習慣を』といったコンセプトが設定されるかもしれません。

 

もしそういったコンセプトになったならば、「サラダ習慣」を実現するためのメニューを構築していくことになります。

 

メニューを構築する

 

 

では実際に、上記の例をもとにメニューを構築していきます。

 

コンセプトは『毎日の食生活にサラダ習慣を』ですので、先程もお伝えした通り「サラダ習慣」を実現するためのメニューを構築しなければなりません。

 

ですので必然的に主力メニューはサラダということになります。

 

そこからメニューに肉付けに入っていくのですが、サラダだけではちょっと物足りないのでパンは充実させておきたいところです。

 

ただし前項で、「どんな価値」→「毎日の生活にヘルシーな食を提案する」という指針を掲げていますので、全粒粉や低糖質のパンが相性が良さそうな気がします。

 

そのように発想していくと、サイドメニューでは体を気遣ったパンカテゴリーがあっても良さそうです。

 

また、スープもつけてサラダとパンをワンプレートで提供したら、セットメニューも新たに作れそうだし、ここはカフェなのでドリンクにコーヒーやカフェラテはもちろんのこと、自家製の野菜と果物のジュースもラインナップされていても雰囲気がでます。

 

そういった感じで発想していくと、メニューがコンセプトに沿った形で徐々に形成されていくのです。

 

立地とターゲットに合わせた加工を施す

 

 

そのようにしてメニューの形が出来てきたら、立地とターゲットにフィットするように調整する作業が始まります。

 

まず場所は「オフィス街」と設定しているので、ゆっくり食事をするというよりはパパっと済ませたいニーズの方が高そうです。

 

ですのでなるべくクイックに提供できるメニューにするべきで、提供に時間のかかるメニューは外すさなければなりません。

 

また「近隣に勤める一人暮らしOL」をターゲットとしているので、晩ごはんのおかずのひとつとしてサラダの持ち帰りも考えれそうですので、テイクアウトにも対応するべきでしょう。

 

そして価格帯も『毎日の食生活にサラダ習慣を』というコンセプトである以上は、「近隣に勤める一人暮らしOL」にとって毎日でも手の届く価格にする必要がありそうです。

 

こうしてメニューを立地やターゲットに合わせて加工していくと、ドンドン研ぎ澄まされてブレのないコンセプトに忠実なメニューとなっていきます。

 

まとめ

 

以上のように、コンセプトとは「どこで」「誰に向けて」「どんな価値」を提供するかのアンサーであり、それを具現化するための1つとしてメニューは存在すると言っても過言ではありません。

 

コンセプトがある事でメニューの方向性に迷う事はありませんし、どれだけ周りで流行っているアイテムがあっても、コンセプトに合わなければ揺れる事もありません。

 

ですので、なんのコンセプトもなくお店にチグハグを生みブランドイメージを低下させないためにも、コンセプトはしっかりと掲げてメニューにも落とし込みたいですよね。

 

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