まずはじめに、喫茶店はカフェと比べてお客様の年齢層が高いのが特徴です。
基本的に喫茶店ビジネスは、近隣の方がフラッと立ち寄りホッと一息をつきにくる憩いの場ですので、そんなシーンを支えるドリンクと軽食が主役となります。
メニューも目新しいものよりは、馴染みのあるアイテムが好まれる傾向にあり、コーヒーを中心にケーキやサンドイッチなどの定番アイテムのラインナップは必須といえるでしょう。
その分、差別化がしづらいのもこの業種の特徴で、メニューも似たようなテイストになりやすくもあります。
しかしコメダ珈琲や星乃珈琲のように、メニューの間口を広く取り、客層の幅を広げて成功している企業もあるのも事実です。
そう考えると、工夫次第では他店との差別化ができ商圏も広く取れそうですね。
メニューの観点から言っても、構成次第ではよくあるお店から一線を画す事が可能だと思いますので、今回のブログでは、弊社の視点からそのためのメニューの考え方についてまとめていきたいとう思います。
定番メニューをラインナップする
先程もお伝えした通り、喫茶店へご来店されるお客様は年齢層の高い傾向があるので、目新しいメニューよりも馴染みのあるメニューを好む傾向にあります。
新たに冒険するよりは、馴染みのあるアイテムの方が安心するのでしょう。
ですので、コーヒーを中心に据えながらも、ドリンクではココアやミックスジュース、フード類ならサンドイッチ やケーキなどのラインナップは押さえておきます。
定番を固める事で、どこか懐かしさも感じながら心地よい安心感をお客様に与える事ができます。
定番メニューをブラッシュアップした看板メニュー作り
そして次にやる事は、その定番メニューをブラッシュアップさせて看板メニュー作りを行うこと。
他店と差別化するためには、商品に磨きをかけて圧倒的な差を付けなければなりません。
商品力もお客様を引き付ける大切な要素ですので、『あの商品があるお店』と言われるくらい突き抜けた商品を目指しましょう。
一見難しそうに感じますが、よくある定番メニューでも濃さや出来立て感をブラッシュアップすることで付加価値をつける事ができます。
例えばミックスジュースであれば使うフルーツの種類を増やして超濃厚に仕上げたり、タマゴサンドであればホームベーカリーで毎日お店で焼いている自家製パンを使ったりといった感じです。
そういったちょっとした価値をひとつ加えてあげることによって、他店にはない独自の看板メニューを作り上げていくのです。
もちろんその他のアイテムも手を抜いてはいけませんので、全体的な底上げは意識したいですね。
立地に合わせた間口を広げるメニューを作る
ここまででベーシックな喫茶店メニューを構成し、看板メニューの付加価値作りをを行ってきました。
ただしここまでの作業は、いわば年齢層の高い顧客に向けたメニューラインナップの構築です。
これでは顧客層が限られてしまうので、出店する立地に合わせて間口を広げるメニューを作っていかなければなりません。
例えば近隣に公園がありお子様連れの主婦が集まる立地なら、ちょっとお茶しながら話をしやすくするためにケーキ類に力を入れてティーセットを強化するのも良いですし、また近くにオフィスが集結していてサラリーマンが多くいる立地なら、定食メニューを充実させてランチにお立ち寄り頂くメニューを作り込むのもいいのかもしれません。
案外そういった層の方々は、ただ単に入るきっかけがないだけで喫茶店に抵抗はないものです。
もちろん入りやすい雰囲気だったり内装だったりも影響はしますが、基本的には喫茶店は間口が広い業態なのだと思います。
ですのでメニューを通して間口を広げることで、客層の幅をもとに戻してあげるという表現が適正ななのかもしれません。
まとめ
以上のようにメニューを通してお客様層の幅を広げる事は可能ですし、看板メニューを作り立地に適したメニューを構成すれば必然的に他店との差別化にも繋がります。
そしてお店に来る理由が増えれば、商圏にも広がりを持たす事ができるのです。
もちろんそのためには近隣の競合のことを理解しておかなければなりませんので、競合のメニューはしっかりと把握したうえで違いを打ち出していく必要があることも忘れてはいけません。
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