カフェ開業をするにあたり、調理師免許の取得が必要だと思われている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
弊社へお問合せ頂く方の中でも、度々この質問を受けることがあります。
結論から言うと調理師免許がなくてもカフェ開業はできますし、料理人の中でも調理師免許を持っていない方は多く存在します。
では、そもそも調理師とは一体何なのかが気になりますよね?
その定義は下記のようになります。
※「調理師」とは、調理師の名称を用いて調理の業務に従事することができる者として、都道府県知事の免許を受けた者をいいます(調理師法第2条)。
東京都福祉保健局HPより
つまり調理師とはひとつの肩書きであり、その肩書きを名乗るためには都道府県から許可を得る必要があるという事になります。
ではなぜそのような制度があるのか?
( 目的 )
第一条 この法律は、調理師の資格等を定めて調理の業務に従事する者の資質を向上させることにより調理技術の合理的な発達を図り、もつて国民の食生活の向上に資することを目的とする。
厚生労働省HPより
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=78322000&dataType=0&pageNo=1
調理師という資格を作る事により、一定の技術を国が保障し食生活を向上させる事が目的となっています。
ですので調理師の免許を持っていれば、技術のある料理人だと国がお墨付きをしてくれているということなんですね。
ただ、この法律が制定されたのは昭和33年です。
まだ外食産業が発達する前に制定された法律ですので、この時代には料理人には一定の技術が必要だったという事なんでしょうが、今では食品の加工技術が向上した事からカフェなどのカジュアルな業態では昔に比べて料理人の技術に依存しない時代となっています。
(※もちろんアッパー店などでは今でも高い技術が求められますし、カフェでも技術が不要というわけではありません)
ですので調理師免許を取得することは今では重要だとはいえず、それよりかはコンセプトにマッチしたメニューを開発する力や売れる商品を設計するマーケティング力の方が重要だと言えるのかもしれません。
資格はあくまで資格であり結局のところ技術は個人の努力に委ねられるところがありますので、もしあなたが料理人を探している経営者なのであれば、調理師の資格は一つの目安程度に留めておいた方が良いといえますし、あなた自身が調理を行うのであれば調理師免許がなくてもカフェを開業できると覚えておくとよいでしょう。
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