カフェスイーツの開発は委託できる?
『 はじめに 』
カフェでスイーツといえば、集客に直結するいわば「キモ」となる商材と言えると思います。
力の入れ具合はそれぞれのお店のあり方によって変わってきますが、スイーツなしでカフェをやると言う事は機会損失を生んでいるのと同じです。
しかしスイーツ作りを未経験からおこなうとなると、当然スキルが必要となり新規でカフェを始められる事業者様にとってはハードルが高すぎるのが現状です。
弊社では、フード・ドリンク・スイーツのすべてに対応しており、新規開業のメニュー一式やその後の継続的な開発支援をさせて頂いているので、アルバイトスタッフ様でも作ることができるスイーツ開発は、普段から日常的におこなっています。
ですので、スイーツ開発をお受けすることもできますし、スタッフ様のスキルに応じて難易度も調整することも可能です。
そこで、よりそのイメージが湧きやすいように、ここからは進行の流れをお伝えしていきます。
開発が委託できることへの理解や委託することへの躊躇を取り除くことができれば、スイーツ提供への障壁も軽減されると思いますので、そのような気持ちの変化に繋がるようにお話をしていければと思います。
『 開発の流れ(要件整理) 』
まずはじめに、クライアント様の業態の詳細やどのようなメニューを提供していきたいかなどをヒアリングさせて頂きます。
このヒアリングがとても重要で、ヒアリングを通した要件整理をすることで、どのようなスイーツを提供することがクライアント様のお店にフィットするのかを構想していきます。
具体的には、コンセプト・立地・競合・人員体制・席数・設備・メニューイメージなどをお聞きして、そこから考案を進めていくのです。
また提供したいスイーツがある場合は、できる限りそのご要望を受け入れるように心がけ、見せ方や調理難易度を調整するように心がけています。
どれだけ理想を掲げていても、それがお客様(エンドユーザー)に受け入れられなかったり、そもそも難易度的に提供自体ができないのであれば意味がありません。
そのあたりを意見交換を通して、より良い着地に繋がるように整えていきます。
『 開発の流れ(商品開発) 』
要件整理で整えた内容をもとに開発に着手していきます。
開発は様々な角度からアプローチしますが、未経験からの業界参入の場合は、主に業務用製品を基点に味をアレンジして進める場合が多いです。
例えばプリンを作る際、手作りで蒸し焼きの工程が難しい場合は、冷蔵庫で冷やし固めて作る粉末などを活用しながら味の調整をかけていきます。
もちろんそのまま使用することはせずに、いくつかの材料をブレンドして味の調整をかけていきますし、抹茶プリンなど味のフレーバー展開で個性を出したりなどもおこないます。
『 開発の流れ(レシピ表と原価算出) 』
レシピが固まってきたら、その手順を記したレシピ表作成とその商品にかかる原価の算出をおこないます。
レシピ表は、グラム数や作業工程の詳細を画像付きで記載し、原価算出は1食あたりの原価を出したうえで暫定の販売価格を設定して、原価率も算出します。
ここまでまとめておくと、見ためや味だけでなく、商品全体を様々な角度から判断できるのでスムーズに進行することができるのです。
外部をご活用頂く以上は、円滑な業務フローでの進行を意識しています。
『 開発の流れ(試食会) 』
ここまでが完了したらあとは大詰めです。
実際に開発したレシピをもとに、ご試食を頂きます。
実際の調理工程をご確認頂きながら、実際の盛り付けまでをおこない、見た目・味の双方のからのご判断を頂きます。
そこにズレがあれば修正をかけますし、ここで最後の調整をかけて商品として完成していくのです。
『 開発の流れ(現場導入) 』
商品が完成したら、現場スタッフ様が実際に作れるようにレクチャーをおこないます。
あらかじめ作成済みのレシピ表をもとに、ひとつひとつの工程をお伝えしながら実際に作ってお見せしたうえで、スタッフ様にも作って頂きます。
実際に作ってみると不明点が出てきたりもするので、そこで質疑応答をおこない問題点を残さないように完了をさせていきます。
『 おわりに 』
以上のような流れを通して、スイーツ開発は進んでいきます。
弊社ではご契約前に、全体の進行の流れやスケジュール感もお知らせするように努めていますので、まずはお気軽にお問合せ頂き、お打ち合わせを通して詳細をまとめていければと思います。
あわせて読みたい記事『 商品の味づくりについて 』