メニュー開発を行う上で、ワンセットで考えたいのが商品撮影です。
今時はスマホの画質も上がっているので自分たちでも撮影自体はできてしまいますが、やはりセンスではプロには勝てません。
弊社では、開発した商品のポスター制作も受ける場合があり、その際の撮影をカメラマンに依頼して行う場合が多々あります。
クライアント様の内部へ向けたレシピ表などの商品撮影の場合は、我々もスマホで撮影した画像を使いますが、店頭ポスターやメニュー表などで使用する画像の場合は極力カメラマンを活用する事を推奨しています。
お客様が注文するためのアイコンになるのですから、できる限り見た目をよくして注文数を増やしたいですよね。
そこで今回のブログでは、弊社が商品撮影の依頼を受けた場合の一連の流れについてお伝えしていきたいと思います。
カメラマンへの依頼
商品撮影のご依頼を頂いたら、まずカメラマンの手配から入ります。
基本的に、フード撮影に馴れているカメラマンを選定します。
やはり経験者だと、見た目の映えるアングルやライティングなど技術面に長けているので、こちらとしても安心して任せることができるからです。
そのような弊社が提携するカメラマンは、主にフリーで活動されている方々なので、早めにスケジュールを押さえておかないと希望のタイミングで撮影ができない場合があります。
ですので、まずは撮影日を確定させる事を第一に優先させます。
フードスタイリング案の作成
次にどんなカットをこちらが求めているのかを、カメラマンと共有する必要があります。
このスタイリングがアイコンの原型となるので、一番重要な項目だといえます。
弊社の場合、まずは参考になる画像素材を探すところから始め、その画像素材を叩き台としてラフスケッチを考案します。
例えばシーズンメニューであれば、季節感を出して行く事も必要ですし、料理の集合写真であればお店の雰囲気に合わせていく事も考えます。
スタイリング次第で商品の見え方は大きく変わりますので、クリエイティブ力がここでは強く求められるといえるのかもしれません。
持ち寄りリスト作成
スタイリングでイメージが固まったら、そのイメージを具現化するための備品類の調達を始めます。
食器類や小物などはレンタルの会社を活用したり、背景などは壁紙などを活用したりするなどの方法を取る場合が多いです。
コストのかかる部分ですので、予算と相談しながら進めていく感じとなります。
撮影
そしていざ撮影が始まったら、あとはカメラマンに任せて仕上がりを待ちます。
スタイリングイメージが共有できていたら、カメラマンもそこからアングルや配置などを想定してきています。
ですのでこちらから特に何か言うこともありません。
そこは信頼関係を持って共同で一つの作品を作り上げるイメージといったら良いでしょうか。
データ納品
そして撮影が終わったら、光の具合やサイズ調整など最終納品形態にカメラマンに仕上げてもらい、データでクライアント様にお渡しします。
そこから必要があればポスター制作まで受ける事もありますし(その場合は弊社と提携しているデザイナーへ依頼します)、クライアント様側で制作を行う場合はデータ納品をもって完了となります。
おわりに
以上のような流れをもって商品撮影は進めていきます。
売れる商品を作るためには、味や盛り付け以外にも見せ方がとても大切です。
お客様はまず始めにメニュー表やポスターを見て注文する商品を決めます。
だからこそ、そのタッチポイントでいかに魅力的に見せるかが勝負だといっても良いでしょう。
弊社では、商品撮影の手配からディレクションまでのお仕事も承っておりますので、気になる方は是非お気軽にお問合せ下さい。
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